博多っ子検定受験記
 今回はこの博多っ子検定に挑戦しました。

この資格について

 NPO法人日本文化普及交流機構が実施している民間検定です。博多すなわち福岡市に関する文化・歴史等に関するさまざまな知識を問うことを目的とした検定です。いわゆるご当地検定と呼ばれる検定の一つです。試験は、100点満点中91点以上なら1級、81点以上91点未満なら2級と、得点に応じて1〜8級までランク分けされています(ちなみに20点以下は"異邦人"扱い)。なお、何人でも受験できることを配慮してか、試験は、社会人を対象とした「日本語版」、中高生を対象とした「ジュニア版」、日本在住外国人を対象とした「外国語版(英語・中国語・韓国語)」の区分に分けられています。勿論私は「日本語版」で受験することにしました。

 試験の実施方法はインターネットと会場の2通りがあります。インターネットは、ネットの繋がる環境が整っていれば、いつでも受験することができます。機構のHPにて所定の受験手続を済ませ、受験料1,050円(税込)を振り込めば、振り込んだその日のうちにメールにて受験案内のURLが送られてくるので、あとはそのページを開けば受験することができます。

試験対策

 試験対策として以下のものを利用しました。

「知っとうや?〜博多っ子検定問題集〜」(イー・カルチャー)

 ちゃんと問題集も市販されています。本書を2〜3日ほどでざっと読み終え、さらに5分〜10分/日×5日のペースで読み直して、大体の問題が頭に入ったところで試験を受けることにしました。

試験を受けて

 受験料を振り込んだその晩、早速試験問題のURLが送られてきました。試験時間は90分。試験を始める前に、まずは選択科目の中から受験する科目を選びます(ちなみに試験科目は必修5ジャンル選択5ジャンルからなっており、必修からは@2000年都市(歴史)、A音楽、B博多ことば、C食、Dアジアとの交流の5つの科目全部受けなければなりません。そして選択からは、@文学、A博多祇園山笠、B博多商人、C教育・学問・情報発信、D美術・彫刻、E都市、Fスポーツ、G年中行事、H名所・旧跡、I伝統工芸、Jひと、K郷土芸能、L風習・しきたり、M地理、Nノンセクションの15科目のうち5科目選択して受けることになります)。私は経済人(博多商人)、スポーツ、都市、ひと、ノンセクションから選びました。問題集を片手に持ち、検索サイトを開いていよいよスタートです。

 試験は問題集にない問題も結構多く出題されていました。4割ぐらいはあったかと思います。分からない問題については、検索サイトで調べて答えを探すように努めました。分からない問題のうち、検索サイトで調べて分かったのは、8割ぐらいでした。残りの2割も最後まで諦めず、調べましたが、そうこうしているうちに90分が経って、結局正答が数問分からないまま試験が終了となりました。このときの結果は2級でした。もう少しで1級に届きそうだったんですがね…惜しかったです。とりあえず、試験に出た問題をプリントアウトして、合格証発行の申請をして、約1ヶ月経ってから2級の合格証が届きました。

 ・・・う〜ん、博多っ子検定2級かぁ。まあ初めての試験だからこんなものかと納得するようにしていましたが、やはり、ここまで来たんなら1級まで取らなきゃと思ってきたことから、再度挑戦することにしました。問題集、プリントアウトした問題を読み直してから、再び挑戦しました。

  このときも前回と同じ選択科目で受験することにしました。よ〜し、今度はイケル!プリントアウトした問題から8割同じ問題が出たことから、サクサクと解いていくことができ、今度は時間的にも余裕を持って試験を終えることができました。結果は92点で無事1級でした。1級ややギリギリラインでちょっと冷やっとしたものの、何とか目標の1級にたどり着くことが出来てホッとしました。再び合格証の発行申請をし、約1ヶ月ほど経ってから1級の合格証が届きました。

試験を終えて

 この試験受けてみて、正直時間が足りません。知らない問題が出たときに如何に素早く答えを見つけるかが大事かと思いました。検索とかで手間取っているとなかなかハイスコアを取るのは厳しいでしょう。高得点を狙うためには選択科目もなるべく答えが検索して見つけ易そうなものを選んだ方がいいですね。ちなみに私が選んだ中では、「都市」が割と見つけ易かった方だったかと思います。逆に「経済人(博多商人)」、「ひと」は検索しにくかったうえ、得点も受けた科目の中では他に比べて余りよくなかったです。そういうわけで選択科目選びは慎重に。

 最後に、博多っ子検定は受験料が安いうえに、インターネットでいつでも受験ができ、結果もすぐ知ることができて、更には下記のようなカッコイイ認定証まで申請すれば無料で交付してくれることから、博多好き、ご当地検定コレクターに限らず、何でもいいから、手っ取り早く何か資格が取りたいな〜という人にもお勧めかと思います。興味ある人は是非トライしてみて下さい。なお、私としては初めて挑戦したご当地検定でもあったわけですが、ご当地検定は今後は、九州観光マスター検定とかも挑戦してみるつもりです。それと信州観光文化検定とか、千葉・房総学検定とかも博多っ子検定同様、ネットで受験することができるみたいなので、これらもいつか機会があれば挑戦したく思います。

   

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