ビジネス実務法務検定2級試験受験記
 今回はこのビジネス実務法務検定2級試験に挑戦しました。

資格の概要
資格区分公的資格
資格内容ビジネスに必要なコンプライアンス能力や、自己の業務を法的にチェックし問題点を解決できるスキルを身に付けることを目的とした検定試験
受験資格特に制限なし。
試験内容五肢択一方式の筆記試験。幅広い私法の知識を絡めた事例問題から主に出題される。
受験料6300円
合格率約20〜30%
受験問合せ東京商工会議所
受験記
試験対策 試験対策として、以下の参考書を利用しました。

「ビジネス実務法務検定試験2級テーマ別過去問題集」(自由国民社)

 上記の参考書は公式のものより安いと言う理由で購入しました。でも値段の割には、公式のものに負けず劣らず、例題が豊富で、解説が詳しく、初学者にもとっつき易そうな内容となっており、なかなかいい仕事をしている一冊ではないでしょうか。その他TAC資格予備校から入手した前回実施の過去問を利用しました。こちらは解答だけでなく解説も付いており、請求すれば無料で入手できるので大いに活用しました。

 さて、上記の参考書と入手過去問の問題を解いてみて。倒産処理法とか、景品表示法とか全く知らない法律の問題とか出てきて一瞬戸惑うこともありましたが、明らかに不自然な選択肢があったりと結構常識で解けたりする問題もあったことから、これなら案外いけるんじゃないかと思ってきました。勉強量は試験日2ヶ月程前から始めて上記の参考書等を3周ほど繰り返したといったところ。こうして本試験に臨みました。
試験を受けて 試験当日、結構多くの受験者が来ていました。私の受験教室だけでも150人ぐらいはいたんじゃないでしょうか。受験者層は20〜50代ぐらいで、20〜30代ぐらいが大半を占めており、女性受験者も結構見かけました。

 さて試験を受けてみて。試験は2時間で40問解くといったものです。試験問題ですが、特に判断に迷う肢とかはなく、過去問を焼き直した問題もちらほらあり結構スムーズに解いていくことができました。試験終了10分ぐらい前に全問解き終え、見直しチェックも済ませました。こうしてこの日の試験が終了。ちなみに前回(第19回)実施の合格率は21.5%ほど。果たして結果や如何に?
試験を終えて 試験終了当日の晩、各資格予備校のホームページに試験の解答速報がアップされていました。自己採点してみたところ93/100点でした。合格を確信し約1ヶ月ほど経ってから合格通知と以下の合格証が届きました。


 さて、こうして今回は無事ビジ法2級の資格を取得することが出来ました。いつもは大体合格率は20〜30%の間で推移しているビジ法2級ですが、今回の合格率は何と48.1%もありました!これはかつてないほどの高さかと思います。こんなに合格率が高いと、93点取れたのは自分の実力と言うよりも単に問題が簡単だったから取れたと思わざるを得ませんね(笑)でも、ともかく受かっていて良かったです。

 最後に、「合格率48.1%で受かったくせにえらそうにアドバイスするなよ」と言われないことを前提に(笑)、この資格は、民法、会社法を主軸に、浅く広く様々な法律知識を問う問題が出題されるため、行政書士等他の法律系資格の前哨戦としての勉強にも打ってつけかと思いました。私自身行政書士試験の合間ビジ法の勉強をしていましたし。それと他の資格と比べた場合の難易度についてですが、法学検定3級よりもやや難しいといったところでしょうか。でも、法学部の学生とかが挑戦するには、易し過ぎず難し過ぎず、ほど良い難易度ではないかと思います。公式の方から問題集の他に色々参考書が出ていますが、ある程度法律の勉強経験がある方であれば、これら全部の参考書を利用する必要はなく、過去問題集1冊こなせば十分合格ラインに達することのできる試験ではないでしょうか。ただ気を付けてほしいのは、この試験、長文問題が結構多いので、ゆっくりやっているとそれで時間が足りなくなるおそれが出てくるので、ある程度正解に目星が付いたらさっさと次の問題に移ると言ったことも必要になってきます。まあ長文でも、書かれていること自体は平易な内容なので、慌てず焦らず 問題文を読むことを心掛けましょう。今後この試験を受験される方の健闘を祈ります。


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