三級ファイナンシャル・プランニング技能検定受検記
 今回はこの三級ファイナンシャル・プランニング技能検定(3級FP)に挑戦しました。

この資格について

 資産運用や金融等に関する様々な計画の立案・助言等をする際に必要となってくる資格で、職業能力開発促進法に基づき実施される国家資格の一つです。3級FPは実技試験で試験区分が個人資産相談業務と、保険顧客資産相談業務に分かれますが、私は一般的に受検者が多い個人資産相談業務の区分で受検することにしました。なお、この試験は科目免除制度が取られており、例えば学科に合格して、実技が不合格だったとしても、次回再受検するときは、学科免除で実技だけ受ければ良いという扱いになっております(但し免除の有効期間は受検日の翌々年までとなる)。ちなみに実技と言っても筆記・択一式の問題形式となっているので、これも実質学科試験のようなものと言ってもいいかもしれません。

試験対策

 受検対策として以下の参考書を利用しました。

@「FP技能士3級攻略問題集」(東京FP技能士試験研究会編)
A「2006年度版パーフェクトFP技能士3級対策問題集実技編(個人資産相談業務)」(金融財政事情研究会編)


 勉強は試験本番2ヶ月ほど前より徐々に開始。まずは@の参考書からやることにしました。@は学科と実技(個人資産相談業務)がこの一冊にワンセットになっていて、値段もそれほどせず、文字も大きくて使いやすそうということで購入。試験直前2週間前まで5周ほど繰り返しました。当初、3級は合格率も高いし、ちゃんと理解できなくてもこの問題集1冊丸暗記すれば十分合格できるかなと思ってやっていました。が、ある日別の参考書を覗いてみたら@の参考書にない問題が結構載っていて、ちゃんと理解していないと解けなさそうな問題も見られたことから、このままじゃまずいかもとちょっと焦り始めてきました。特に実技でそう感じたことから、実技問題例の豊富なAの参考書を新たに購入してやることにしました。Aの参考書は結局時間が足りなくて半周ほどしか出来ませんでしたが、まあやれるところまでやってみることにして、試験本番へと臨むことになりました。

試験を受けて

 試験当日多くの受験者が来ていました。年齢層は見た感じ20〜30代ぐらいが大部分を占めており、男性、女性の比率は半々ぐらいだったでしょうか。試験はまずは学科試験から始まりました。学科は問題集で勉強していなかったところや知識がうろ覚えだったところからも結構出題され、あまり良い手応えを感じませんでした。学科を終え昼休みを挟んだ後に実技が開始。実技も分からない問題が出てこちらもあまり良い手応えは感じなかったものの、学科に比べたら解くことができたかな〜という印象でした。こうして本日の試験は終了。合格率は学科・実技とも60%ほどとか。今回はちょっとヤバイかもと思いつつ試験の結果を待つことにしました。

試験を終えて

 試験終了の晩、早速きんざいのHPに本日の試験問題の解答がアップされていました。自己採点してみたところ学科:問題数60問中正解数38問、実技:問題数15問中正解数11問で、幸運なことに両者とも何とか合格基準とされる6割は行っていました。しかしこの試験、問題によって配点が異なったりするようなので、単に正解数だけで6割いっても合格できるとはどうも限らないみたいです(例えば実技で問題数15問のうち正解数9問でも配点によって落ちたりすることもあるとか。ちなみに各問題の配点は合否結果が来るまでは不明)。そこがちょっと気になりましたが、まあ気長に合否通知が来るまで待つことにしました。

 で、およそ1ヶ月ほど経ってから合否通知と以下のような合格証書が届きました。自分の得点は学科:38/60点、実技:36/50点とのことで、まああまり良い点ではありませんが、それでもちゃんと合格できていたので良かったです。


 3級FPに合格したことで、2級FPの受検資格が得られたことから、次は2級にも挑戦したく思います。それとか三級金融窓口サービス技能検定あたりにも挑戦したいところです。まあ金融とか財政とかは自分にとってかなり苦手の分野ですが、こうした資格の取得を通して、少しでも苦手意識を克服していけたらと思います。  
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